Hi-Tech頂上決戦 2019~2020
いま、ハイテックがアツい!
だけどもどうやってアーティストDigしていいのかわからない!
ということで2019~2020にかけてリリースされたコンピレーションを中心に、世界各地に散らばっているHi-Techのレーベルやアーティストを独断と偏見で紹介していこうと思います。間違いがあればお詫びして歓迎いたしますのでコメントで。随時更新中。
主要レーベル:
Freak Records
Hyperactive 25の主催するスイスのレーベル。OxidaksiのManifestationがBPM170~180で展開もわかりやすくDJでも使いやすい洗練された一枚になっています。
CDやシャツなどのグッズ制作にも精力的です。ゴア/サイケデリックトランスのCDを専門に扱う日本のオンライン・レコードショップ BRAVO RECORDSでも頻繁にここのレーベルのCDが紹介されています。
Multidimensional Music
www.multidimensional-music.com
最近(2020/8月時点)最も勢いがあると言っても過言ではないメキシコのレーベル。Arcekがコンパイルしています。V.A - Labyrinth(2020)が名作!
この夏にAcid Methods, Shiva Robotと名作コンピを続々リリースしていてすごい。
大ネタEDMをぐちゃぐちゃにするスタイルで頑張るArcekとSpiralのユニットFLOSSY WAVESのファーストアルバムFUNKY FEELINGもここからリリース。DJでも使いやすい。
Kamino Records
Kashyyykの主催するメキシコのレーベル。Arcek, Kashyyyk, Insector, Spiral, Xenrox, Calabi Yau, Inner Coma, Mimic Vatとユーロ周辺のハイテックツヨメンツが勢揃い。InsectorやSpiral, Gotalienのアルバムはここから出ています。
V.A - Hi-Tech NationなどDJでも使いやすい安定した170~210BPMの楽曲が多め。シャツとかも売ってますが今はCOVID-19の影響で出荷停止している様子。
O.V.N.I Records
忘れちゃいけないO.V.N.I Records!
フランスのAstrofonikでハードテックシーンに偉大な功績を残したNeurokontrolがはじめたサブレーベルだったのが、ハードテックのフェス化に伴いこっちがメインになってしまった。最初は過去のハードテックのリミックスが多めだったのが、Inner Coma, Paralocks, Insector, Popekなどユーロ勢も巻き込んでどんどんカオティックに。
2015年にAngry Luna, Lunaraveたちと日本ツアーをしていました。
ハイテックにしては静かめの、キックに重点を置いた踊りやすいレーベルカラーが特徴。日本からはYoshihiro氏、JunxPunx氏、筆者Dustvoxxもリリースしています。
さすがオブニーレコードだぜ!
Pleiadian Records
https://pleiadianrecords.bandcamp.com/
メキシコのレーベル。変な曲が多い。日本からMaleficium氏もアルバムリリースしている。V.A - Star Being 2にはオールドスクール・マイアミベース/IDM芸人ことOtto Von Schirachのリミックスもあってびっくり。Zombie Scream, Anubis, Will O' WispとGlosolaliaのユニットQuantum Mechanicaなどのリリースが多いのはここ。
Dark Prisma Records
Dark Prisma Recordsは、前衛的で、心と魂を揺さぶる音楽を地球上に発信するプラットフォームです。サイケデリックトランスとして知られているものの境界線と可能性を拡張した、次世代のオーラルトランスミッションを創造する新世代のアーティストをホストするように設計されています。
私たちの目的は、音、技術、知識を使って、私たちの意識を拡張しアップデートすることで、私たちが宇宙と呼んでいるこの自己変革、自己認識の機械である創造の無限のプロセスに貢献することです。私たちは、未知の世界の深みに潜り込み、彼らの研究と旅の様子をサウンドでレポートして帰ってくる音の探求者のための避難所としての役割を果たしたいと考えています。(deepL)
アルゼンチンのレーベル。Will O Wisp、Quantum Mechanica、Frantic Noiseのアルバムリリースはこちら。
2011年のV/A Blueprintsが名盤でした。
ADN Music
ハイテックだけじゃないけどLOVE STORIES - The Fall/The Conquestが良かったのでこちらも紹介。フランスのレーベル。前述のアルバムはフラれた経験をサイトランス/ハイテックにコンパイルするという、愛を再発見する二枚組の紙ジャケット。通して聴いてください。
IDM, Experimentalも含んだサブレーベルがいくつかあります。
Peyotech Crew
https://peyotechcrew.bandcamp.com/
HyperAdmin主催のドイツのレーベル。最近はあまり活動していないが2019/3にリリースされたV.A - Let's Try Hi-Techの熱量がすごい。BPMは250近いものもあって結構エクストリーム。変な曲が多い。
オタクハイテックを作ってくれるMinDelveやメタル出身のSpaceChimpなどもこちら。
MetaDimension Music
metadimensionmusic.bandcamp.com
インドのレーベル。2019年後半にかけてV.A - Rhythmic RascalsやV.A - Interstellar Distractions 2など、名作コンピをリリースしていたが急にリリース止まってしまった。大丈夫かしら・・・KopophobiaやSpaceChimpなど、変態ハイテックメンバー多数。
Black Out Records
DJ Psycko創設者のドイツのレーベル。ポストCrazy Astronautっぽいハイテック新星メンツ、QuantikoやPopekをデビューさせた。ドイツのAntagon, Twisted Psychologyのアルバムもここからリリース。
Cosmic Crew
インドのレーベル。BPM150とか遅めのも多い。変な曲がいっぱいある。
Synetic Records
たぶんKashyyyk主催のデンマークのレーベル。変な曲がたくさんある。V.A - Energy Conductorがすごい。
Popol-Vuh Records
MinDelve, Kokobloko, Kopophobia, AkAPSyCJなどBPMがナチュラルに変わる曲も多い、おもしろハイテック多数のメキシコのレーベル。BPM140くらいからBPM380くらいまで(!)までを網羅している。マスタリングは同じメキシコのArcekに頼んでいるみたい。
ここからはちょっとシリアスめでBPM遅めのハイテックも多いレーベルを紹介。
Damaru Records
ドイツのレーベル。ドイツ多いですね。ハイテックシーンには珍しいUKのユニットLoose Connection(筆者のイチオシです)とか、高BPMのハイテックに多い嘘のファンキーっぽさは抑えられたシリアス、渋めな音が多いです。
Free Radical Records
beatspacefreeradical.bandcamp.com
結構昔からある。 Loose Connectionの昔のリリースがだいたいここ。キックが弱くて音が今のデジタルチックに洗練されきっておらず、サンプリングも多めの実験的な2012~2016年頃のリリースが多くて個人的には大好き。
最後の方投げやりになってしまいましたがまた随時追記していきます。
アーティストのリリースはほぼBandcampですね。各レーベルやアーティストのFacebookとSoundcloudを見るのが一番おすすめです。
最後に筆者のリリースしたEPも貼っておきます。